本書の重版を発行いたします。第二刷のご予約を受付中です。詳細はこちらのページ https://house-of-architecture.org/news-200731 でご確認いただけます (7/31追記)。


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重版に関しましては、現在検討中です。進捗があり次第、こちらのサイトにてご案内を申し上げます (7/21追記)。

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『建築のことばを探す 多木浩二の建築写真』書影
『建築のことばを探す 多木浩二の建築写真』
 定価 6,000円(税抜)
2020年7月14日 先行発売開始
Photo: Koji Taki, Tanikawa House / Kazuo Shinohara, 1974
本書は、故・多木浩二(1928-2011)が1968年から1979年に撮影した個人住宅17軒、125点の写真を収録します。被写体の建築家は、篠原一男(1925-2006)、坂本一成(1943-)、伊東豊雄(1941-)、白澤宏規(1943-)で、それぞれの建築家が生前の多木から預かったというフィルムおよびプリントを複写しました。本書編者のアーティスト・飯沼珠実が、本書刊行までにみつけた多木の建築写真は12,000コマを数え、収録写真の半数以上が、撮影から50年前後のときを経て、本書において初めて発表されます。
写真は被写体の竣工年順に並べられ、建築作品の基本情報に加え、本書デザイナー・高室湧人が描きおこした図面に、多木の撮影地点をプロットした資料が添えられます。さらに2本のテキスト、多木が篠山紀信写真集『家 Meaning of the House』(潮出版, 1975)に寄せた28編のエッセイのひとつ「家のことば」と、文化人類学者・今福龍太の書き下ろし「家々は海深く消え去りぬ 多木浩二の『反-建築写真』」を収録します。
被写体:花山南の家 1968, 鈴庄さんの家 1968, 未完の家 1970, 篠さんの家 1970, 直方体の森 1971, 同相の谷 1971, 海の階段 1971, 久ヶ原の住宅 1972, 成城の住宅 1973, 谷川さんの住宅 1974, 上原通りの住宅 1976, 代田の町家 1976, 中野本町の家 1976, 花山第3の住宅 1977, 愛鷹裾野の住宅 1977, 上原曲がり道の住宅 1978, 銀舎(多木自邸)1979.
多木浩二が篠原一男の住宅作品をうつした写真の大半が、撮影後50年ものあいだ未発表であった背景には、ひとつには多木はすでに自身の写真行為を放棄していたこと、もういっぽうでは建築家・篠原一男が作品写真を厳格に制御していたことがある。そのような写真を掘り起こす飯沼の行為を、今福龍太は「マックス・ブロードがフランツ・カフカの遺言を無視して遺稿を出版」というエピソードになぞる。そして「それを擁護したヴァルター・ベンヤミン」を想い、本書にエッセイを寄せる。
飯沼珠実は、作家活動では、写真・建築・タイポグラフィの領域を横断しながら、写真作品を制作する。また研究活動では、博士論文『書籍が建築になること - ル・コルビュジエのタイポグラフィ』(2018, 東京藝術大学)を執筆、 写真(図版)化された建築空間に関する考察を展開した。その次なる課題として多木の建築写真に着目し、2017 年ころから自主的なリサーチプロジェクト「建築のことばを探す 多木浩二の建築写真」を開始した。
多木陽介は、「あの写真をことさらまとめて外に出すことを父が喜ぶとは思いません」と前置きをしつつも、「そのことは『歴史』が判断するでしょう」と語る。本書が多木浩二の写真と家をめぐる対話の場を生み出す契機となり、今を生きるわたしたちの声が、わたしたちのこれからを「創造的に挑発 <Provoke> 」することを願っている。
Photo: Koji Taki, Repeating Crevice / Kazuo Shinohara, 1971
『建築のことばを探す 多木浩二の建築写真』
定価 ​​​​​​​6,000円(税抜)
2020年7月14日 先行発売開始

写真 多木浩二
文章 多木浩二, 今福龍太



H303 x W207mm, 256p.
掲載写真125点, 日英併記
ダブルトーン印刷(K+Silver), 背開きコデックス装​​​​​​​

発行元 建築の建築
ISBN 978-4-9911475-0-0
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